DCR-2500F PARAMETRIC ISOLATOR
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鳳凰 -
PHOENIX
鳳凰ミキサーには、マスター出力直前(音量ボリューム前)から外部に音を出し、外部エフェクターを通した音を同地点に戻すアイソレーター用ジャックが装備されています。バックパネルの、「MASTER LOOP」の「OUT」「IN」がそのジャックです。ジャック形状は、6.3フォンです。
その「OUT」からDCR-2500FにINPUTし、DCR-2500FのOUTPUTを、鳳凰MASTER LOOP INに戻してあげます。
注意しなければならないことは、鳳凰には、このMASTER LOOPのオンオフのスイッチが無い為、イベント中にDCR-2500Fの付け・外しのときに音が一瞬止まってしまいます。イベント開始前のセットアップが必要です。
※片側がRCAで、もう片側が6.3フォンのツインケーブルを2本必要です(例:EXFORM 2RPケーブル)。
鳳凰には、3BANDアイソレーターがすでに装備されていますが、2か所のクロスオーバーは、各2段切替となており、ベスタクスDCR-1200タイプとDOPE REAタイプLの再現ポイントだけです。
DCR-2500Fは、クロスオーバーの加減幅が広く、また、レゾナンス機能も搭載されていますので、別物です。
VESTAX PMC-55
PMC-55は、トップパネルの右上(赤丸で囲ったところ)に、MASTER LOOPジャックが付いています。ジャック形状はRCAピンです。
「SEND」ジャックからDCR-2500FのINPUTに接続し、DCR-2500FのOUTPUTからPMC-55の「RCV」(レシーブの略)に接続して戻してやります。
PMC-55には、MASTER LOOPのオンオフスイッチが無い為、イベント中にDCR-2500Fの付け外しをするとき、一瞬音が切れますので注意が必要です。イベント開始前から接続することをお薦めします。
PMC-55は手前に各CHのセンドレシーブジャックも装備されています。(チャンネルインサート)DCR-2500Fを使いたいチャンネルが特定のチャンネルにしたい場合は、ここに接続することもできます。
いずれも、必要なケーブルは、両端がRCAピンピンのツインケーブルです。(例:EXFORM 2RRケーブル)
Pioneer DJ - DJM-900nxs2
このミキサーは、デジタルであるがゆえに、できることが多く、外部エフェクトのあらゆる使われ方を想定した仕組みになっているため、現場で慌てないためにもしっかりと基本的なしくみを知る必要があります。 ここでは、DCR-2500Fの接続だけに焦点を絞ります。
DJミキサーの前に立ち、奥ジャック面の右側に、エフェクトの「SEND」「RETERN」ジャックがレイアウトされています。 そのすぐ横に、パワースイッチがありますので、イベント現場で間違ってオフにしないよう注意が必要です。
左の写真でもわかりますように、SIGNAL GND というアースターミナルの下部に、6.3フォンジャック形状で、下段が「SEND」で上段が「RETURN」と覚えましょう。 狭くて暗い現場では、覗き込むことはまず不可能です。
この「SEND」からDCR-2500FのINPITに接続し、DCR-2500FのOUTPUTから、「RETURN」に接続します。
使用するケーブルは、片側がRCAピンで、もう片側が6.3フォンプラグのツインケーブルです。暗いので、違うシースカラーが安心です。(例えば、EXFORMの2RPケーブル)
DJM-900nxs2とDCR-2500Fの結線ができましたら、次は設定です。右写真をご覧ください。
1.
「1/4" JACK」と「USB」を選ぶスライドスイッチがありますが、左側の
「1/4" JACK」
にセットします。(1/4インチは、6.3mmのフォンジャックのことを示します。) これで、先ほど接続した、SENDとRETURNが有効になります。
2.
次に、その下のRETURN TYPEの、
INSERT
をスライドスイッチで選択します。
アイソレーターは、INSERT
と、覚えてください。
(AUXの選択は、各チャンネルセレクターでAUXを選ぶと、そのチャンネルにアサインされてしまいます。外部エフェクトで、サンプリングループした音をチャンネルに戻すときや、空間系エフェクト音のみをチャンネルに戻したいときの設定です)
3.
その下のLEVELは、
ひとまず時計の12時
にセット。(センタークリック付き) リターンレベルです。
4.
更にその右に、ブルーのボタンがあります。 点灯時はOFF、押すと
点滅してON
になります。これは、リターンのオンオフボタンです。
そして、現場で混乱しがちな重要なポイントです。
5.
内蔵エフェクトのセレクトロータリーの下の、セレクターを回すと、横長の長方形のブルーのLEDが移動します。 これは、エフェクトをかけるソースの選択です。内蔵エフェクターだけのセレクターではなく、接続した外部エフェクターも兼用になっています。 つまり、
このセレクターを一番右に回し、マスターチャンネルの横長の長方形ブルーライトを点灯させなければなりません。
※
このミキサーは、イベント中でも、音を止めることなく、DCR-2500Fの付け・外しができます。
1のUSBを選ぶ、3のリターンレベルをゼロにする、4のボタンをオフにする(点灯状態)、5のセレクターを使っていないCHに合わせる、など、手段が複数あります。
※
応用:5のセレクターで、選んだCHのみに、EQ代わりにDCR-2500Fをミックスで使うこともできます。
※DCR-2500Fに音を送り込み、DCR-2500Fのレベルメーターを時計の午後3時~4時でも十分にメーターが振れない場合は、DCR-2500Fの入力ジャック横のスライドスイッチ「+10dB」をオンしてください。
Pioneer DJ XDJ-RX2
USBストレージデバイスに保存した音楽ファイルや、PCを使うデジタルDJスタイルの一体型システムにDCR-2500Fを接続する場合、ほとんどのモデルには、マスターエフェクト用センドレシーブがジャックが装備されていませんので、最終のアウトプットに接続します。
もし、マスターアウトに、XLRバランス出力と、RCAアンバランス出力を持っている場合は(XDJ-RX2の場合は「MASTER 2」)、後者のRCAに接続します。
必要なケーブルは、両端がRCAピンピンのツインケーブルです。(例:EXFORM 2RRケーブル)
ただし、何らかの理由でXLRバランス出力からDCR-2500Fに接続したい場合は、
XLRをRCAにする変換ケーブルを使えば可能です。
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