PMC-06PROA（1999 - 2006)について

　1997年、PMC-06PROは、PMC-05PROシリーズのスクラッチプレイに特化した機能を抽出して細身のボディーにレイアウトした弟分的なミキサーとして発売。後に05PROシリーズにも搭載されることになる「ハムスタースイッチ（クロスフェーダーリバース）」を搭載した世界初のモデルです。 また、05PROシリーズよりもスクラッチ的に優れた点は、縦フェーダーの幅が適度に狭くなり、片手で両チャンネルのフェーダーを同時操作しやすくなった点もあります。

　1999年に、製造工場を中国に移した際、型番も変更されPMC-06PROAとなりました。機能・性能・外観は同じですが、これにより、74,000から50,000円に価格変更され、本格的なスクラッチプレイができるミキサーが購入しやすくなったことで、スクラッチャーが世界的に急増しました。
　PMC-06PROAは2006年に製造が完了し、CFカーブコントロール回路が変更され同年にPMC-06PROvcaとなります。その後は、2008年にブラックカラーとなり、価格は38,850。ついに、2009年、06PROシリーズは終了となります。
　1997から2009年のシリーズ13年間のうち、06PROAは、製造7年間をも占め、その間マイナーチェンジもされず、また、生産台数も最も多く、スクラッチカルチャーに大いに貢献したと思われます。



※　「Mixtick」（ミックスティック）は、
ミックスとスティック（棒のように細いイメージ）をかけ合わせた造語です。


　以上、前置きが長くなりましたが、そんな熱いヒストリーに思いをはせながら、精巧に作られたPMC-06PROAキーホルダーやネックレスアクセサリーをニヤニヤしながら手にして頂けたなら幸いです。